交通信号機の仕組み見聞録 E-mail

実際の渋滞軽減策

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このページでは、実際に行われている交通渋滞の軽減策について、見聞きした情報を掲載しています。

道路における交通量、交通流は、実に気ままです。車だけを考えても、ドライバの気分一つでルートが変わったりします。

 

交通調査

交叉点の歩道等で、人が手押しカウンタ等で車の通行台数などを調べているの見かけませんか?これが、交通調査です。

新たに大型ショッピングモールの開店、バイパス道路の開通道路、交叉点が出来る等の事前調査、開通後の調査、事故・渋滞箇所での調査などがあります。

計っているのは、時間毎の通行台数と進行方向です。必要に応じ、季節、曜日別、時間帯別に計っています。

この測定データを元に、シミュレーションを行い実際の制御と現示に反映することにより渋滞を軽減しています。

交通管制センターが信号機を制御している地域では、感知器の情報を流用できるのであまり調査の必要は無いそうです。

 

右折レーン

右折レーンの無い片側1車線の交差点では、右折車により直進・左折車の進路が塞がり渋滞となります。解決策としては、交叉点形状を変更し右折レーンを設けています。

右折レーンは有るが、レーン内の滞留が起こる場合は、右折矢を設けます。既に右折矢がある交叉点では、右折レーンの車両状況を感知器で検知し滞留が起こっている時は、右折矢の表示時間を延長しています。

右折レーンの滞留対策

さらに、右折レーン滞留による走行車線へのはみ出しがある場合は、道路形状を変更し右折レーンを延長しています。

 

信号機の現示見直し

信号機の現示は、交叉点の形状、交通量、交通流が検討され決められています。また、現示は、混雑状況等、時間帯や曜日を考量した現示も同時に作成されます。作成した数パターンの現示を状況に合わせ切り替えることで円滑化を行っています。

しかしながら、周辺の交通環境が変わると最初に検討された現示パターンが適さないものになる事があります。例えば、大型ショッピングモールの開店、バイパス道路の開通などで大きく交通量、交通流が変化します。このため、この様な情報があった場合は、事前にシミュレーションを行い仮の現示に切り替える準備をします。状況変化後、仮の現示で運用しカット&トライで調整を行い円滑化を図ります。

事前に原因が分かっているものの他、交通調査の結果により見直す場合もあります。

 

管制エリアの拡張

交通管制センターで制御してい信号機の地域を管制エリアと言います。

管制エリア外で単独で動作する信号機を交通管制センターで制御する信号機に組み込むことで、面的に交通量、交通流を制御し易くなり、さらなる円滑化を図るものです。

 

進入車両の抑制

交通管制センターで制御している信号機によりわざと交通の流れを悪くし渋滞多発地域への車両の進入量を抑制するものです。円滑化と相反する制御ですが、渋滞多発地域での長時間渋滞を抑える効果があります。結果的には、いつも渋滞し通過するのに長時間を要した地域が、比較的短時間で通過できることになります。