現場急行支援システム(FAST)の概要
UTMS(高度道路交通システム)の中のシステムである現場急行支援システム(FAST)の概要について、掲載しています。
現場急行支援システムは、Fast Emergency Vehicle Preemption Systemsの最初の部分をとってFASTと言われています。
緊急車両(パトカー、消防車、救急車)が、迅速に現場に急行できるように支援するシステムです。
緊急車両には、道路交通法39条2項「緊急自動車は、法令の規定により停止しなければならない場合においても、停止することを要しない。この場合においては、他の交通に注意して徐行しなければならない。」とあります。
停止する必要はないのですが、事故防止の観点から徐行しながらの通過となります。
現場急行支援システムが導入されている路線では、緊急走行している車両を光ビーコンが検知し、車両の進行方向のある信号機の灯器を可能な限り青色とすることにより優先的に通行させるものです。
緊急車両が現場に早く到着することを支援することにより救援と安全の確保が速やかに行うことが可能となります。